風俗営業許可の取得までの流れを徹底解説!スケジュールと注意点【行政書士が解説】
- ohmiwanda
- 1 日前
- 読了時間: 4分
キャバクラ、スナック、ホストクラブなどの営業を始めるには、「風俗営業許可」が必要です。しかし、実際に申請しようと思っても、
「何から始めたらいいの?」
「いつ許可が下りるの?」
「内装工事と許可申請の順番は?」
といった疑問や不安の声をよくお聞きします。
この記事では、風俗営業許可の取得までの全体の流れとスケジュール感、注意点を、行政書士の立場からわかりやすく解説します。
✅ 風俗営業許可とは?
風俗営業とは、風営法で定められた業種(接待を伴う飲食店)を指します。
具体的には、次のような業種が対象です:
キャバクラ
スナック
ホストクラブ
コンセプトカフェ
ガールズバー
これらを営業するには、警察署への許可申請を行い許可を受けることが必須となります。
📅 風俗営業許可の取得までの流れとスケジュール
以下が、一般的な風俗営業許可申請のスケジュールです(約55日が目安)。
① 物件選定と用途地域・保全施設の確認
風俗営業が可能な地域かどうかを確認
学校や病院が近くにあると許可が受けられないことも
ここを間違えると、そもそも申請できません!
行政書士に確認を求めることがオススメ
📌 注意点:用途地域が住居地域の場合、許可されない可能性あり
② 店舗の現地調査と図面作成
店舗の構造・照明・間取りが風営法の基準に合っているか確認
CADなどで図面作成(平面図・照度図・求積図など)
📌 注意点:カウンターや椅子、衝立ての高さ、客室の面積にも注意
③ 管理者の選定・書類準備(並行して進行)
管理者にも欠格事由があるので、条件を満たしているか確認
住民票、身分証明書、誓約書、使用承諾書などの書類を準備
法人の場合は、登記事項証明書や定款なども必要
📌 注意点:欠格事由があると不許可に
④ 警察署への事前相談
営業所の構造や規模によっては事前に相談をしておくと申請がスムーズ
📌 注意点:この段階で不備を指摘されると、申請が遅れる可能性あり
⑤ 許可申請
管轄の警察署に申請書類一式を提出
愛知県の場合、事前予約が必要
愛知県の場合、営業者の面接も同時に行われる
📌 注意点:補正があると再提出となる場合も
⑥ 警察による実地検査
実地検査が行われ、申請書類と異なるところがないか確認される
数センチの誤差があるだけで図面の差替えが必要となる
📌 注意点:設備的な不備があると再検査となることも
⑦ 許可証の交付(申請から約55日)
警察署から許可証が交付されます
営業開始は許可証を受け取ってからでなければ違法営業になります
📌 注意点:許可証交付前にプレオープンなどをすると無許可営業になります
🧭 風俗営業許可の流れまとめ(簡易スケジュール)
項目 | 期間の目安 | 備考 |
用途地域と保全施設の確認 | 0日 | 物件の契約前に必須 |
現地調査・図面作成 | 2〜3週間 | 申請準備のキモ |
書類収集 | 並行して1〜2週間 | 欠格事由に注意 |
事前相談〜申請 | 1週間程度 | 営業者の面接あり |
実地検査 | 半日程度 | |
許可証交付 | 申請してから55日 | 書類の不備などあればずれることも |
📌 よくある質問(Q&A)
Q. 内装工事はいつまでに終わらせればいい?
→ 原則、実店舗と図面は一致する状態で申請することが必要です。
工事のタイミングは事前に行政書士と相談しましょう。
Q. 営業開始日はいつに設定すべき?
→ 許可証交付日以降に設定してください。それ以前に営業すると無許可営業となり、罰則の対象になります。申請から許可までは55日とされていますが(愛知県)、必ず55日以内に許可が下りるとは限りませんので、余裕を持って予定を立ててください。
Q. 自分で申請するのと行政書士に頼むのは何が違う?
→ 図面ミス・用途地域の誤認・書類不備による不許可・遅延のリスクを大幅に減らせます。トラブル防止にも有効です。
🎯 まとめ:許可取得には「早めの準備」と「正確な対応」がカギ
風俗営業許可の取得には、約2ヶ月の準備と審査期間が必要です
不許可を防ぐためには、用途地域・図面・管理者の要件に要注意
開業スケジュールは許可取得日を基準に組みましょう
専門家である行政書士のサポートで、スムーズな申請とリスク回避が可能です
おおみ行政書士事務所のサポート内容
当事務所では、愛知・名古屋を中心に、風俗営業許可に特化した申請サポートを行っています。
✅ 用途地域・保全施設の事前調査
✅ 図面作成(平面図・求積図・照明音響設備図)
✅ 警察への事前相談代行
✅ 申請書類一式の作成・提出
✅ 実地検査立会い
✅ 開業までのトータルサポート 許可が取れるまで責任を持って対応します。
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