風俗営業で気をつけたい「年齢制限」のルールとは?
- ohmiwanda
- 2024年5月25日
- 読了時間: 2分
風俗営業(キャバクラ、スナック、コンセプトカフェなど)を行ううえで、年齢制限のルールはとても重要です。知らずに違反してしまうと、営業停止や許可取消しの処分を受けることもあります。
今回は、風俗営業における「従業員」や「お客様」の年齢制限について、分かりやすく解説します。

従業員として働けるのは何歳から?
風俗営業の店舗で接客できるのは、18歳以上の方に限られています。
これは、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)で厳しく定められています。
接客しなければ18歳未満でも働くことは可能です(例えば厨房やキャッシャーでの業務など)が、午後10時以降は、お客と接することになる業務は行えません。
✅ ポイント
18歳未満の者に接客させることはNG
18歳未満でも接客しない仕事であればできる(ただし午後10時まで)
高校在学中の場合は、都道府県条例により就学が禁止されていることもある
雇用の際には年齢確認が必須
お客の年齢制限にも注意
店舗に来店するお客にも、年齢制限があります。
18歳未満のお客を入店させることは禁止されています。仮に未成年だと知っていて入店を許してしまうと、営業者が責任を問われることになります。
18歳未満は客として立入りできない
20歳未満のお客には酒類又はたばこの提供はできない
年齢確認は営業者の義務
風俗営業者や店舗の責任者には、従業員やお客様の年齢をしっかり確認する義務があります。
トラブルを防ぐためにも、以下のような対応が重要です:
採用時に身分証を確認・コピー保管
場合によってはお客にも年齢確認(運転免許証など身分証明書の提示)を求める
違反するとどうなるの?
もし年齢制限を守らずに営業を続けてしまうと、風営法違反として行政処分や刑事罰の対象になります。
主なリスク:
営業停止命令
許可の取消し
一年以下の拘禁刑若しくは百万円以下の罰金、又はこれの併科
「知らなかった」では済まされないため、十分に注意が必要です。
まとめ
風俗営業においては、従業員もお客様も18歳未満はNG。
営業者には、きちんと年齢確認を行い、適切な運営を行う義務があります。
風俗営業許可の取得や運営について不安がある場合は、専門家に相談するのが安心です。
当事務所では、風俗営業に関する申請・相談をしっかりサポートしておりますので、お気軽にご相談ください。
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