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風俗営業法が改正されます

風俗営業法改正案が閣議決定されました。


改正案のポイントとしては、次の3点です。

・罰則の強化・新設

・スカウト行為の規制

・法人系列店への営業許可の規制強化


【罰則の強化・新設】

無許可営業の罰則は、現行法では2年以下の懲役若しくは2百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する、とされていますが改正法では、5年以下の拘禁刑若しくは1千万円以下の罰金、又は併科となります。

そして、法人への罰金は3億円以下に引き上げられます。


これは罰則強化により、違反行為への抑止力を高めようとする狙いがあります。

現行法の2百万円以下の罰金ではそれほど経営へのダメージがないため、抑止効果は限定的でした。


【スカウト行為の規制】

性風俗店側が報酬を支払う「スカウトバック」を禁止し、違反した場合は6か月以下の拘禁刑若しくは100万円以下の罰金が科されるようになります。


「スカウトバック」とは、スカウトやホストなどから女性を紹介してもらった性風俗店がそのスカウトやホストに報酬を支払うシステムです。


悪質ホストクラブでの売掛金の悪用による、女性客のスカウトがこれにより規制されます。


【法人系列店への営業許可の規制強化】

法人が経営する店舗が営業許可の取り消し処分を受けた場合、それに関係する法人の系列店なども営業許可が取り消されます。


現行法では、関係する法人については、役員に人的欠格事由がなければ営業許可の取り消しは受けませんが、改正法では、密接に関係する法人まで許可取り消しを受けることになります。


政府は今国会で改正案の成立を目指しており、成立した場合、公布から1ヶ月後(一部は6ヶ月後)に施行となる見込みです。



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